芦別物語

黒い蛇が

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今、首都圏では黒い大蛇がのたくっている。
局地的不動産バブル大爆発と建設業の崩壊だ。
今年の初めは周囲の建築関連の友人でもそれを知らない人がいた。
どんなに深刻な事態か、そして前回のバブル崩壊とは全く違うのかを
説明してきた。
今はもう説明の必要すらない。巨大な黒く太い蛇が土地を呑み込み
それに関与する人々を奈落に貶めている。

この蛇は醜い。そして誰も退治出来ない。
それは人々の欲望が生み出した黒い影だからだ。不動産業はここ2,3年で醜い欲望をむき出しにしてきた。
バブルの教訓があったはずなのに、自分たちで土地価格を勝手に吊り上げ続けた。
曰く「新価格」「新新価格」と都合よく正当化してキャッチフレーズまで作った。
そして業界には巨大な黒い影のような蛇が棲みついた。
首都圏全ての土地を食い尽くすほど巨大な影に育った。

経済週刊誌が騒ぎ次の倒産はどこか固唾を呑んで見守る。
今回は身近な不動産業者が次々と倒れていく。
かつての直接間接の顧客達。上場企業ばかりだ。
倒れていなくても、社内は主のいない蜂の巣状態、スカスカ。

都市デザインシステムが民事再生を申請した。
特殊な会社だから知らない人も多い。コーポラティブハウスの雄だ。
負債260億。

この方面での倒産は初だ。ショック・・。
つい最近打ち合わせに行ったばかり。おしゃれな喫茶店が併設されていた。
それとは裏腹に会社としての雰囲気は良くなかった。

次に蛇はどう動くのだろう。食い荒らされた荒野から何が立ち上がるのだろう。
それは我々にとってどういう形でチャンスとなるのだろう・・・。
未来の事は分からない、心研ぎ澄まして一瞬の機会を捉える。
小さな銃眼から必死に獲物を狙うハンターのような日々。

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