芦別物語

濁流の跡

夢)暗い雲が空全体を覆っている。

濁流は去ったようだ。増水した小川に普段なら水を被らない雑草が
水草のようにそよぎ、それを透明な水が柔らかく包み込んでいく。
生まれ故郷で良く見た光景だ、と思い出す。

道は未だ泥をかぶり薄く水を被ったままだ。しばらく進むと沼があり、
脇の堤から、崩壊を防ぐ網で覆われている透き間から巨大な蛇がするすると
躍り出る。直径30cmはありそうな大蛇が2匹、沼にすべり出て
しばらく悠々と水面を泳ぎ、灰色のまだら模様を見せ付ける。
誰かが言っていた伝説の大蛇らしい。
急いでデジカメを捜すがバッグが見つからない。その内水にもぐり消えた。

道路は何処までも薄い水に浸かり、歩く人とて無い。
手持ちの薄いプラスチックのような材質のソリに乗り、精神力で浮かす。
水面上10cmのきわどい高さでするすると滑っていく。快適。

水しぶきが当たるので浮上しようと力むとかえって沈む。
ここは浮遊の原理に従い、力を抜き、内面に集中する。

山を一つ越えたあたりに着く。平屋の市場のような建物に入ると、
驚いた事に皆で道路の復旧工事をしている。
それも一人一人が手で舗装ブロックを持って並べているのだ。
中には看護婦さんもいて、一緒に嬉々として工事に加わっている。

建物の奥に入る。地下に降りると、2つの大きなゾーンに分かれ
右が男性用のサウナ、もうもうと蒸気が立ち込め、左は女性用の美容院、
ずらりと美容椅子に女性が並んでいる。
皆揃って、大丈夫、と言う。

道が繋がるのは一山超えなければならないはず、なのに皆思い切り明るい。
驚いていると、上から盛んに誰かが私の名前を呼んでいる。
行かなければ。

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解説)濁流は今回の不動産バブル崩壊のこと。
もう収まっているのだろうか。
かなり打ちのめされているけれど、心の奥では全然挫けていない。
道はいずれ繋がるはず。

地下室の左右に分かれた男女の部屋は私の脳の構造。
男性脳はもうもうとけむり、女性脳が活性化してくっきりと見えている。
深層の女性的な脳=創造性が今回の主役では。

ところで伝説の大蛇って何??

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