芦別物語

新年度だ

5月が年度末だった。
そして今6月。お茶の一杯も飲まないうちに、はいよと始まる日々。
考える時間が欲しかった。
だってカンレキだぜ。
何をモチベーションに生きていくんだい。
ここ2年で劇的に変わってしまった。
心と体のリズムが。

暇さえあれば上野公園へせっせと通う。
新しくなった噴水池を見ながらドックオブベイを心の中で鳴らしてみる。
いやいや、貨物船なぞ通るわけも無い。
どこかにモチベーションのかけらが落ちてる訳でもない。

一所懸命、とは自分の為の言葉かと不良おじさんはつぶやく。

一歩ずつ自分に納得させてきた。
まだ働くんだよね。まだ?何時まで?何の為に?
答えは皆分かっている。

足元も見ずに走ってきたわけを。
余裕が出来て立ち止まってしまったら迷いだらけの自分がいた。

公園の緑の葉っぱに答えを求める自分がいた。
分かってるよと、運命の奴が嘯く。

どんどん私に構わずに時は走りすぎていく。
今日が信じられれば、それだけで明日の準備は完璧さ。
それでも、許されるなら立ち止まりたい。
一言だけ言いたいんだ。でも誰に。

分かってるよと、もう一人の自分が言う。
知らないのは人生の秘密に気付かないのは私だけなんだと。

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