芦別物語

戦争が始まる

そんな夢を見た。
力を抜き、争いを避け、穏やかに生きたい、と思っていた。

だが、人生修養の足りないわたくしめ、思い通りに神様はしてくれない。
荒野にいる、それは変わらないのに、生きるバトルをしなければ
ぼたもちは落ちてこない。
鋼鉄の鎧を着て、鉄帽子をかぶり、巨大な戦闘機を車庫から引っ張り出す。
それで準備完了。久々にひりひりした感触を味わう。
皆生きていく為に、社会という名の戦場に出て行く。
自分にとって一番信頼できると思われる武器を取り
心を鬼にして、顔には愛想笑いを浮かべて
大都会に繰り出していく。
ここがやっぱり、この方法がやっぱり、自分にあった方法なのだと
思う。

燃料をたっぷり積み込み、雲の上に出る。
いつだって、太陽に近いこの場所には光が溢れている。
まぶたの裏、銀色の翼をイメージ出来たら
さあ、始めよう、戦いという名の今日一日を。

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