芦別物語

家路

金曜日の帰りの電車、先頭車両の一番目の座席に座り、
事故になったら真っ先に死ぬな、と思ったり。

身体は疲れているのに頭だけ興奮して休めない。
駅に到着して立ち上がろうとしたときに、ふと頭の中に聞こえてきた。
仕方なかったんだ、と。そうだ他に仕方なかったんだ。

リーマンショックに一気に流され葬られ、3.11に怯え、自分の中に閉じこもってしまった友よ。

かつてのエリート達、最難関を突破してきたはずなのに。
戦士の心がそんなに容易く折れるなんて
許せなかった、戦って負けたのならとも角、さっさと逃げるなんて、
そう思ってきた。
そんな友達にはもう誰一人会いたくないと思ってもいた。

水分の抜けた身体にしみ込んで来たその答え。
そう、やってみたけどだめだったんだ。きっと。
自分が生き延びたからそう言えるだけなんだと。
傲慢だった。

カンレキになって目の前に既製品の札が立てられた。
この先行き止まり。
答えを出しなよ。人生の精算さ。
〇か×か。
そう×なんだろう、ってね。

フッ飛ばしてやる、そんなもの。
現役、最高速で走り続けている。
答えはもう出ている。
それがどうした。いつ止まるかは自分が決める。

世の中が私の人生の主人じゃない。
私だけが私の主人だ。

走ってやる。
未だ知らない進むべき道は他にもあるはずだから。

浜田省吾、家路、以前この曲を深夜に一人聞きながら
行き詰った自分を呪い、ぼろぼろ泣いていたことを思い出すよ。


こちら個人投稿版、すぐに消えるかも

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