芦別物語

夢:私の腕を掴むのは誰

実家の昔の自分の部屋にいる。
もう誰もいない、この部屋は自由に使おう。
そう思って、とりあえずベッドに横になろうと窓のカーテンを閉めた。

体を回転させてベッドに向かおうとすると、誰かが私の左手ひじの辺りをぐっと掴んだ。
誰だ、誰何するが何も見えない、透明の手だけがリアルな実体を伴っている。意外に強い力だ。

右手で掴む腕の周囲を払うが何も手に触れない。
透明な幽霊と格闘している。

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この腕は入院中の父だ。
昨日見舞いに行った時に、珍しく私の左腕をぽんぽんと軽く叩いていたのだ。

もう父が実家に帰ってくることは無い、勝手に決め付けていた。
でもこの家には未だ父の意志が染み付いている。

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