芦別物語

壊れたレンジフードの直し方

我が家のレンジフードが壊れた。

以前からスイッチ部分が油でネトネトして動きがスムーズではなくなっていた。
そして遂に運命のXデーが来た。マンションに最初から設置されていたものだから既に23年間使用続けてきた。しか~し、ユニットバスや洗面台は交換、というのはよく聞く。
でも厨房のキッチンセットやレンジフードを代えた。という話はそれほど聞かない。
コンクリートのマンションは数十年持つ、はずだ・・・。
ところが付帯する設備は断じてもたない。
それでいいのか??

でも壊れちゃったものは仕様が無い。
見上げるだけでも心が油まみれになる。うっとおしい。
奥様が気を利かせて古い古い説明書を持ってきてくれる。

それを見ながらフードの前面を外す作業に取り掛かる。
そもそも、油に触れずにフードに触れない。
結局、強力レンジ洗剤ボトル半分を使ってようやく目的の場所、
壊れたスイッチにたどり着く。

これも油まみれのスイッチをガシガシ洗浄しながら分解。
すると、悪い箇所がポロリと落ちる。
銅の接触部分が金属疲労を起こしていたらしい。
反発力を失い、付いたままになっていた。

落ちた銅の破片を見ながら呆然。心の中にも重たい油滴がポタリと落ちる。

当然古過ぎて部品も無い。丸ごと交換か、自己修理か?の選択を奥様から迫られる。
えい、わしを誰だと思うとるんじゃ?と見えをきり、
3日間、方法を考え続けた。

直すのには古式ゆかしいハンダ付けしかない。
あれって最後にやったのは何十年前だろう?ごちゃごちゃ考える。
その間も台所の換気は止まったまま。

ふと思い出して自分の道具箱をひっくり返す。あった!
ハンダごてが!とぐろを巻いたハンダもあった!

あとは勇気を奮い起こして、再びレンジフードに向かう。
短くて修理するには不十分なコードと格闘・・・・・・。
修理終了。
奥様と二人で、フードに向かってパンパンと手を合わせる。いざスイッチ!
う、動いた・・。直った。

その日一日、私はヒーローとなった。うれし~~。
頭の中にはトラブリューの「何でもないような事が幸せだったと思う~~」
の歌が鳴り始める。

それだけの一日。幸せなとき。

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