芦別物語

伊勢志摩へ

サミット直前の伊勢志摩に行く。
GWは何処へも行かず近場でという選択が多かった昨今。
今年は11連休とった。無理やり。だからどこかに行かないと勿体無い。
奥様が候補を挙げた、伊勢志摩!
今の内に行っておかないとサミット後は高くなるという珍妙なご意見。
ま、それもよし。
人気のあるホテルを上から調べて電話していく。
何故か一部屋も空いていないホテルがある。聞いてみたらサミット関係者で貸切状態。
迷った末に、タラサ志摩と鳥羽国際ホテルをチョイス。

タラサ志摩はバブル終了期に西洋環境開発と西武で開発途中だったバブルホテル。1992年の雑誌「新建築」にも載っていた。
流麗なフォルム、波や貝殻をモチーフにしたような建物だ。

一気にあの頃の記憶が甦る。行かねば。タラサへ。
旅行サイトのレビューを見るとひどい事が一杯書いてある。
浴室はカビだらけ、廊下の絨毯ははげてる。
部屋には虫がいて入れない。スタッフが少ない等等。
当初はタラサに連泊の予定だったけど取りやめて一泊だけにした。
行ってびっくり、実際は5年前にリニューアルした清潔感あふれる美しい部屋。
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窓の先は一杯の海。途中で投げ出されたといえ、バブルリゾートそのものでした。
プライベートビーチにも見える眼前の砂浜。
予算が足りないのか、中国から運ぶはずの砂は足りず、砂浜は茶色くなってる。
海を見てじっくり自分の人生を振り返る、なんてとこまでは行かない。
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近くには海の博物館、内藤さんが設計して学会賞をとった建物。
駅からだと恐ろしく不便な場所にある。
ホテルからだと歩いても20分程度。
たぶん、西武によるバブルリゾートの一環として作られたのだろう。
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大規模木造建築物の先駆者的な建物。
木組みが表情豊かでインテリア含めてデザインされてる。
海へと下りていく荒々しい扉の仕上げ、簡素で当時流行の手摺、
木材の中に対照的に使われる黒い鉄骨。
むき出しの荒々しさ、全てが大きな木造建築の船の中にある。
古い巨大木造舟のイメージが動線とともに導き出されていく。
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内藤さんのそのときの気持ちが伝わってくる。
こちらまで熱くなってくる。充実した幸せな人生の時を過ごしたのだろう。

ここまで来ると伊勢志摩もリゾートになる。
これより名古屋側はとてもじゃないが・・。

鳥羽の駅前はわんさかホテルがあるけどただの地方旅館。
まるでリゾート感なし。千葉県みたいに観光地という意識が希薄。
ただお金だけ取れればいい、という施設の羅列。
水族館、島巡り遊覧船、海さえ見えれば的なホテル。
その一つが国際ホテルだったのだけど。
まさか駅から車で3分とは知らずに申し込んだ私がアホだった。

鳥羽国際ホテルは施設だけは立派。
部屋も良いし料理もちゃんとしたシェフがいる。
ただし部屋を出ても、下りていく砂浜も散歩する道も豊かな緑も見当たらない。
夜に来て朝早く帰るには良いのかも。
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沖にはイタリアの大型客船が泊まって物資の輸送を受けている。
何故か各部屋には望遠鏡完備?
これだけかな、鳥羽湾では印象に残ったのは。

初めての伊勢志摩。
賢島まで行ってみたかったけど警備が厳しそうで遠慮。
なんせ鳥羽駅の改札近くには私服の体育会系のお兄さんがずらり。
背はそれほどでもないけど、大胸筋が学生には作れないほど盛り上がり、上腕三頭筋が畝を作る。
最初は大学施設でもあるんかと思ってたら、あとで聞いたら皆機動隊員でした。
体力維持の為、歩道には走る走るお兄さんたち。
交差点には東京から来た警視庁の車が一般車を圧している。

GWでこれだから月末には機動隊村になるんだべか。
時節柄いろんな局面が見えて楽しい旅でした。
新幹線は山手線みたいに頻繁に出てる。混んでないし早い。
東京から伊豆に行くよりもずっと早いなんてショックです。

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