芦別物語

今週も終わったくん?

80kmの彼方に我が家の墓はある。北傾斜の巨大墓地。
〇たま霊園。何故か親戚一同もこの場所に集まってしまった。
しまったというのは、元々は存在していないバブル期造成墓地だから。
東京23区の真ん中にあった墓を寺が売り飛ばしこの辺鄙な場所に移してくれた。
爆風みたいに飛ばされた墓。東京人の魂もついでにどこかへ吹っ飛んだ。

ここで2ヶ月を挟み一周忌が繰り返される。
叔父と父と。
ほぼ同じメンバーが集う。顔はにこやかでも、きっと2回目の親父の時には誰も心が苦いはず。
この辺鄙な山の上墓地では。

坊さんが同じなら会食まで全く同じだ。他に料亭の類は無いから。

前回の日曜日に叔父の一周忌が執り行われた。
往復160km、時間にして5時間の道のり。
電車を乗り継ぎ、青梅を渡る。

年老いた母は疲れ果て、連れ帰る私もヘロヘロ。
大好きだった叔父さんの一周忌でもとうとうその顔が浮かばなかった。
それでも終了後にすぐ向かいの父の墓に手を合わせると、しっかり右前方に生前の父の顔。やっと来たなと笑っている。

この手のイベント物は疲労のおまけだけ残していく。
回復してくれない、眼と体。

水曜日まで困ったちゃんが続く。
それでも手だけは黙々と自動機械みたいに仕事をこなす。
自分の体はよく手なずけてあるから。

50代になったら以前よりもハードにトレーニングをこなし
体力を維持しよう。
それは甘すぎる決意。
1日でも頑張ると回復に2日はかかる。

超回復による筋肉組織の肥大化は・・遠い過去の初恋の日。

あせりもがき泳ぎ続けるうちに除夜の鐘が迫る。
もう逃げられない。
毎年、時間のスピードが私を追い越していく。

置きざれにされて、存在してはならないのに
魂とちっぽけな希望は宙を漂い続ける。

時間の中の漂流者。
汗と金とあせりのうちにみっともなく年をとる。
今日もザエンドだ。
もう寝るしかないね。も一つ朝は来るんだから。

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