芦別物語

上野のレトロな床屋さん

最近良く行く床屋さん。
思いっきり昭和でレトロな雰囲気。
それだけでも一度は入る価値がある。
ご近所なので気分転換も兼ねて上野の山をおっちらこと降りていく。

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その名は齋藤理容館。上野郵便局並びにある。
建物年齢は軽く50歳超、木造2階建て。

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店の中はこんな感じ。
半世紀以上前に制作されたイスが皮艶も良く現役で並ぶ。

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でもこれだけなら、何度も通わない。
この店の最大の売りはご主人の技術にある。
髪が薄くなった我ら中年。
一番気になるのは髪が乱れた時の格好悪さだ。
惨めな濡れた犬のような髪にだけはなりたくない。
若い時のように乱れても若さの香りがかえって引き立つような
あの雰囲気を出来れば醸したい!

さすがにワイルドさは無理にしても、
風を孕むとふわりとマッシュルーム型に自然にふくれ、
悩み頭をかきむしったあとでも、ライオンのような雄雄しさが甦る。
そんな中年のオヤジ頭を演出するカットがさりげなくなされている。

昭和の椅子は固く、高く、岩山の上にいるようだ。
ここでリラックスするには馴れが必要。
でもゆるゆると過ぎていく上野の山の午後の時間を共有出来るようになると
不思議に、椅子の上の体が柔らかくなっていく。

上野に棲むおじさん達のために。

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