芦別物語

コーポラティブセミナー

久々にコーポラティブ関連のセミナーに行ってきた。
場所は神田にあるとしまち研。
40名近く集まり盛況。

何故ここで足踏みしているのだろう、それすらも良く分からなくなっている。
どれ位の長い月日があれから経っているのか、あの時に何をして
何を目指していたのか、良く思い出せないでいた。
それが理事長の杉山さんの人懐っこい笑顔を見たら、氷が徐々に解けていくように思い出し始めた。

あの夏の暑い日々。汗で濡れたシャツを着たまま歩き廻り多くのことをした事。
とにかくきっかけが欲しくて、しゃにむに進もうとした事。
でもその時は誰も答えてくれなかった。
投げかけた1千の言葉に一言の答えも帰ってこなかった。

具体的に手を挙げてくれた人もいなかった。
元々それが出来る人は東京でもごく僅か。
その貴重な人々は当時事業に疲弊し、時代に逆行され、
私のことを見るどころではなかった。
ならば自分で、と無謀にも始めようとしたが・・・。

そこまで思い出した。
時間は止まったままだ。
余りにも格好悪い、やりかけて放り出すなんて。

セミナーを聞きながら、杉山さんが具体的に言おうとしない数字まで自分で煮詰めていた事、
多くの本を読み、みなの意見を聞きながら、
事業収支プログラムを何度も作り直した事を思い出していた。

あの時の土地は未だ眠ったままだ。
あの時の意志は浅い土の下で惰眠をむさぼったまま。
自分で何かをやろうとする事は恐ろしく格好悪い事だ。

勇敢で、素晴らしいなどと言う人は、本当に地にまみれたことの無い人かもしれない。
宣言し、失敗を繰り返す度に、心は打ちのめされていく。
いやいや、そんな事はもうどうでもええ。

力んでもダメ。力抜いて両手を下げて、頭だけ上げておこう。
新しい形、新しい集合住宅の供給方式、
今まで作り上げてきた日の目を見なかった多くのアイデア達。
過去を見ながら売れるものを作ろうとするディベロッパー達にことごとく潰されたプラン。
これらは、私のスケッチブックの中で死に絶える為に生み出したのではないはず。

実につまらない、個性の無い、人の生活の為の形を全くなしていない建物が蔓延ってしまった。
売れるから、皆が知っているから、その理由で飽くことなく繰り返された駄企画。
ダメロッパーが作り続けたダメマンション。


力まずに立ってみよう。もう一度。

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