芦別物語

コンペだ!

この世知辛いご時世にコンペだ。設計競技だ。
だから走る、走る。日々の雑音を忘れ没頭しようにも
忘れようとすればするほど向こうからまとわりついてくる。
じゃれるな、雑念共よ。

頭に血が昇り、誰もかけていないのに独りプレッシャーにあえぐ。
いつものボリュームチェックならせいぜい2日で出来るのに
もう1ヶ月たったのに、法規の全てを置いてきぼりにした事に
気付く。あれ、公共建築物って超法規じゃないのかい?
駐車場法も緑化も指導要綱もいらないのでは??

コンペの要綱=指導要綱では?と勝手に思っていたのが大間違い。
あえぐ、普通の建築と同じじゃん。

かくして普通に戻って普通に設計やり直し。
でもこの1ヶ月で鉛筆が走るようになった。うれしい。
ざらっとした独特な触感、太くざらついた線が感覚を乗せて
滑る。早く遠くまで勝手に走る。
だから何気なく描き始めたスケッチも気付いたらA3の紙一杯に広がり驚く。
それでも紙の端っこでびったし収まっている。何故?

かくして今日も戦いは続く。体をリラックスさせて、内面に集中する。雑念だらけのこの体を先ず浄化しなければ、回答は無い。

そういえば久々にキラキラ輝く金属の球体が降りてくるビジョンを見た。ものすごく美しかった。
ああ、心が大分解き放たれている。そう感じた。

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